朴槿恵大統領が事情聴取を拒否!今後の選択肢は!?なぜ調査を受けない?

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出典元:http://blog-imgs-59.fc2.com

朴槿恵大統領が今回の一連の報道に関して16日までに検察の事情聴取を受けるとのことでしたが、本日その事情聴取を拒否し、これを先延ばしにしたということが明らかになりました。

ただでさえ疑惑の目が向けられてるのにここで拒否したとなると彼女が関与した確率はグンと上がりますね。

今回は

  • なぜ検察の事情聴取を拒否したのか?
  • いつ朴槿恵大統領への事情聴取が行われるのか?
  • 現在の騒動を収束させる方法は?

といった点、つまりWhy・When・Howに関して調べてみようと思います。

『まとめ』に随時最新情報記載します!

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なぜ検察の事情聴取を拒否したのか?

まず『今回の問題に関してまだイマイチ整理できていないっ』という方はまとめの記事を書いたので以下からご覧ください。

では本日なぜ朴槿恵大統領は16日までにされる予定であった検察の事情聴取を拒否したのでしょうか?

朴槿恵大統領側の弁護人が発表した内容によると

  • 『弁護の準備に時間がかかる』
  • 崔順実容疑者の捜査を除けば大統領側の側近秘書官などの捜査は始まったばかりである』
  • 『すべての捜査が終わった時点で朴大統領への事情聴取をするのが妥当だ』

などの発言をしており、特に気になった発言点としては『朴槿恵大統領はあくまでも“参考人”であるため日程に関しては大統領側の予定を優先すべきだ』

といったコメントも発しており、これはすなわち検察の捜査への批判をしているようにも私は受け取れました。

『あくまで参考人と言っているのに弁護に時間がかかる?』という点はかなり突っかかりますね。

加えて朴大統領側の弁護士は『対面での聴取は最小限にとどめるべきで書面による調査が望ましい』と述べていることから一層彼女の不正介入疑惑は大きくなっていますね。

いつ朴槿恵大統領への事情聴取が行われるのか?

今回の事情聴取拒否により16日までにされるとされていた聴取が延期となってしまいました。

朴大統領の弁護側は問題の整理と準備で1週間はかかるという趣旨の内容を発言しており、2、3日の延期などではなく少なくとも1週間以上先にずれ込むものと思われますね。

ここにきて先延ばしをしても国民の怒りはますます増大していくだけなので何のメリットもないと思いますが何を考えているのでしょうか・・・。私には全く理解ができません。

現在の騒動を収束させる方法は?

『朴槿恵は退陣せよ』のプラカードを持ってデモに参加している参加者が多いように見られますが、現在の問題を収束させる方法はどんなものがあるのか調べて見ました。

今後の選択肢は大きく分けて3つ

  • 辞任

まず一番手っ取り早く騒動を収束させる方法が朴槿恵大統領自ら辞任するということです。しかし、辞任をすれば逮捕される可能性も十分あるので潔く辞任とはいかないようですね。

現在韓国の大統領は在任中には、内乱罪や外患罪を犯した場合を除いて刑事訴追されない。つまりは不逮捕特権を持っているから大統領のポストにいる限りは安全なのです。

ちなみに大統領が資格を失ったときは首相が権限を代行し、60日以内に次の大統領を選出することになっているそうですが、お隣北朝鮮とは未だに休戦状態ということから大統領がいない状態という空間を作ってしまうのは韓国側にもよくないのかもしれませんね。

  • 首相に大統領権限を全面譲渡

これが2つ目の選択肢のようです。読んで字のごとく首相に大統領が持っている権利をすべて渡すということですね。

ここで首相という字を見たときに韓国にも首相がいたんだ!と初めて知りました(笑) ヨーロッパなどでは形だけの大統領や首相が多く見られますよね。

ですがこの権限委譲は外交面でかなり問題が出てきてしまうようです。

  • 弾劾

これはかなりハードルが高いのですが3つ目の手段になります。可決には在籍議員の3分の2以上の賛成と憲法裁判所の裁判官の3分の2(9人中6人)の賛成が必要とされるのでこれはかなり難しいのではと言った見方が出ているようです。

確かに日本でも国会議員を弾劾するのはなかなか難しいですもんね。

いずれにせよこの中のいずれかの方法で朴槿恵大統領は国のトップの座から退き、問題は収束していくのではと思います。

まとめ

今回新たに検察の事情聴取を拒否したということで韓国国内でさらなる怒りが出てくるのは必至ですね。今回わかったことをまとめると

  • 弁護の準備に時間がかかるため16日までの事情聴取は不可能
  • 朴槿恵大統領はあくまでも“参考人”であるとの強調
  • 事情聴取は少なくとも1週間以上先にずれ込むであろう
  • 残された3つの選択肢『辞任』『首相へ権限委譲』『弾劾』

という調査結果となりました。

国民からの政権イメージは限りなく悪い方向に定着されてしまった現在、早期の事態収束が一番の最優先課題だと私は思いますね(^_^;)

セウォル号の沈没事件の際もそうでしたが朴槿恵大統領は重大な事件が起きた後の対応が遅すぎるのでは?と個人的に思ってしまう今日この頃です。

追記:12月9日

朴槿恵大統領は12月9日に弾劾が可決されたことを受け大統領の職務は停止、首相に全権限が移譲されることになりました。

なお、今回の弾劾訴追決議の提出を受けて180日以内に憲法裁判所によって是非が決定。9名中6人以上の賛成があれば罷免が宣言され、朴槿恵大統領は完全に失職します。

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