前回でとても面倒で大変だったホイール塗装が終わり、ついでにバックステップへの切り替えも完了しました。
今回はいよいよバイクの心臓部分であるエンジンに手を入れていきたいと思います!
ボアアップでトルク&最高速UPなるか!?
さぁ外装関係は一通りカスタムが終わり今回からはいよいよバイクの心臓であるエンジンに手を入れていきます!
今回手にいれたバイクですが、どうりでパワーがあるなぁと思っていたらスーパーシリンダーキット?のようなものが組まれていました。
これは純正のピストンサイズ、つまりは50ccのままで最大限のパワーを引き出すように設計されたシリンダーとピストンが使われていたんですね。
ですが、今回はさらなるパワーアップを求めボアアップします!
採用したのは有名なリップスの70ccのシリンダーキットのレベル2?です。
ボアアップ作業は集中してやらないと後で面倒くさいことになるので気合を入れて作業スタートです。
いざ組み付け!(前半編)
さぁボアアップキットを組んでいきます!
現在付いているシリンダー部分をを外すところから始めます。
ボアアップを検討している方に参考にしていただければと思いますので少し細か目で書いていきます。
まず先にシリンダー部分とつながっているチャンバーを外します。
次に、クーラント液がエンジンのシリンダー部分にに循環しているのでこれを抜かないと取り外した時に水だらけになってしますのでエンジンの右前方端っこの下側にあるボルトを抜き、ラジエターキャップを外しクーラントを全部抜きます。
この際に液が綺麗であれば作業後にまた入れて使えるので綺麗な容器に抜く時に入れましょう。
そのあとはシリンダーヘッドにつながっているラジエターホース、シリンダーに繋がっているラジエターホースを外します。
さぁこれでつながっている液体は無くなりましたのでいよいよバラシにかかります。
水温計センサー、プラグにつながっているイグニッション、そして最後に4本ナットを外してシリンダーヘッドを外します。
その後シリンダーもそのまま上に引き抜けるので引き抜きます。
そしてピストンがまだ残っているのでこれも外します。(この際にピストンを固定しているピンをエンジン内部に落とすと大変なことになりますので、下側にウエスかなんかを入れて、もし下に落ちてもウエスの上に落ちるようにしておきます。)
さぁ無事にに取り外しが完了すれば今度は地味な作業ですが非常に大変な作業に移ります。
それが
エンジン本体側、及びシリンダーヘッドに付いているガスケット剥がしです。
これをしっかり行わないと圧縮不良になりますのでしっかりとくっついているガスケットは綺麗に剥がしましょう。
この際にもエンジン内部にガスケットのかけらが入るとよろしくないのでウエスはまだ入れたままで作業をします。
スクレーパーなんかでゆっくり丁寧にやっていくと案外綺麗になりますよ。そして細かく残ってしまったところは240もしくは320でペーパー掛けしましょう。
ちなみに私は父親の知り合いに旋盤加工をしている方がいたのでその人にお願いしてシリンダーヘッドを0.5mm削っていただきお手製高圧縮ヘッドにしました!
ガスケットが綺麗に剥がせてペーパーもかけて綺麗になればいよいよ新しいシリンダー、ピストンの組み付け作業に入ります。
その作業日記はその7でどうぞ!
今回は以上です、作業の続編も是非読んでくださいね!