2017年5月21日放送の『そこまで言って委員会』に出演し、東日本大震災の際に取った対応について熱い議論がされました。
そしてこの議論の後にネット上では『菅直人』『そこまで言って委員会』の二つのキーワードが急上昇ワードにも上がるほどの注目ぶり。そんなわけで今回放送された内容とその真相に迫りたいと思います。
検索ワードで示される無能だとか原発というキーワードにも注目しつつ、東電の原発事故における発言とその時何があったのかといった所に注目しようかと。
また私だけの意見ではなく、菅直人さんについてネット上で当時の対応についてどう捉えられているのかも注目の一つ。
東日本大震災の翌日、福島第二原発への視察に出たことに批判殺到も、当時それには行くべき理由があったのか?!
当時の対応はまずかった?
悲劇の総理との見方も強い菅直人元総理ですが、2011年3月11日の大地震以降の対応が非常に注目されつつあります。簡単にどんなことで注目されてしまったのかというと、
- 東日本大震災の翌日3月12日に菅総理自ら視察に行った
- 東電、官僚などに緊急時にもかかわらず怒鳴りつけ、周りを萎縮させた
- とにかくテンパって冷静さを欠いていた
などなど色々と挙がってきます。大枠で見てみると冷静さを欠いているとも思える行動も見受けられますね。
だからと言って、自分がその時に全ての問題において冷静な対応をできるのか?と問われた際には答えに困ります…
ですが、総理大臣は国のトップ。いわば総責任者な訳ですから、どんな形であれ責任問題になるのでしょう。
そこまで言って委員会でのやりとり
そんな中、今回注目したいのが『そこまで言って委員会』の中でのやりとり。これが視聴者の中でかなり沸騰ワードになっているみたい。(はっきり言えば炎上レベル笑)
その中から、少しだけ切り抜いて一緒に考えてみましょう。
Q.あの翌日の原発視察はパフォーマンスの面もあった?
A.そうでなく、責任者から何の説明もないから、私が言って直接話し合う必要を感じたんだ(かなりの大声で)
Q.最高の権限をもつ総理自身が震災の翌日という日に行く必要はあったのか?部下に行かせることもできたでしょう?
A.それは、当時そちらにいた政府の高官関係者から『わからない』という言葉を聞いたから。しかもその方は経済学部だったから原発についてわかるはずがないんです。
Q.なぜ緊急事態であるのに内閣関係者や東電関係者に怒鳴り散らしたのですか?
A.それは私も緊張していて、大きな声が出ていたものですから。でも誰かに怒鳴りつけたということはないです。
考えてみると…
などなど、とにかくこれらの答弁から感じられたことは、一切自分の非を認めようとしなかったということ。何だか、政治家ってこんな人なのかっていう負のイメージを更に植え付けてしまった気も…
そして、メンバーのみなさんの質問に対して『ちょっと聞いて』を乱用し耳を貸さなかったり、質問の答えになっていない回答をしたりと、そんな印象を受けました。
もちろん、その当時は未曾有の大災害でまず何から手をつければいいのかもわからないような状況であったことはよく分かります。中枢の東京でさえ大パニックでしたから。
だけど、私の考えとして一国の総理というのは、内閣官邸・東京で指揮をとるべきだったと思います。そしてこれに関する、メンバーの方の例えがすごく分かりやすかったです。
- 警視総監が事件現場に自ら出向き、指示しますか?
- 大元帥が戦時中に何が起こるかわからないガダルカナル島に行きますか?
この二つの例えは本当に筋が通っていると思いました。いつメルトダウンを起こし放射線が放出されるかわからない、そんな危険な場所に日本のトップがすぐ駆けつけるというのはどういったものかと。
しかも東電職員や作業員を激励するわけでもなく、“来て、座って、帰られました”という言葉が残っているほど。
こちらも注目されています:キッズウィークとは夏休みを減らす?!日程やいつからが気になるが、大人は休めない!?
メルトダウンの予想
そしてメルトダウンに関しても、
Q.菅さん自身、メルトダウンの認識はいつされた?
A.東電がメルトダウンしてるって言わないのに私がメルトダウンしてるって言えますか?もちろん計算ではいつメルトスルーするかは大体分かりますけど東電が言ってないんだから私には言えない
と言った回答をされていました。でもこれって、予想できてたってことですよね?でも言わなかった…
メンバーの長谷川さんも、正式にメルトダウンを認めたのは震災から5年後のこと。それまでは炉心損傷とかいうワードでごまかしていた。と言っており、それには菅さん自身も東電の隠蔽体質として納得していました。
今回の総括とポイント
ここまで来てみれば、菅さん自身が無能とまで言われてしまう理由がわかったのではないでしょうか?
その理由としてあげられるのが、
- 震災翌日という一番対応に終われるタイミングで菅元総理自ら視察に言ったということ
- あの時は私のミスでした。この一言を絶対に言わずに全ての質問に対して論点をずらしていること
- 『私の話を聞いてください!』と言った後には何度も論点のずれた話で誤魔化すように受け取れる繋げ方をしていた。
- 不利になるような追及に一切耳を貸さなかった
このような意見が視聴者からの反感を買ってネット上でも炎上寸前、いや、もうSNSではかなりいら立ちを募らせている方がいます。
『そこまで言って委員会』ズバッと本音で語り合う番組ですが、菅さんに対しての追及は全てかわされてしまい、結局メンバーや私たち視聴者が知りたいことは一個も分かりませんでした。
私は個人的な意見として、間違ったこと、判断をしてしまったのであればしっかりと謝るべき。会話はキャッチボールですから、一方的に遮ったり論点をずらさない。
このようなことが大事だと思います。当たり前のことですが。
その後に出演した甘利明内閣府特命担当大臣はしっかりと誠実に答えていて、なんだか二人のギャップがとんでもなく感じられました。甘利さん本当に悪いことしたのかな?なんて思ったりしちゃうレベルでしたよ。
番組を見ていた方々でここにたどり着いてくれた方は菅さんとの議論についてどう思いましたか?
現在注目の記事は?:有村架純の顔やお腹が太った理由はひよっこでの役作り!?オーディションのウラ側と相手役や茨木弁にも注目!