ヤマハのスポーツレプリカとして長く親しまれてきたYZF-Rシリーズの1つ、YZF-R6が9年ぶりにフルモデルチェンジし、2017年3月から北米で発売することを発表しました。
長くフルモデルチェンジされていなかったバイクですのどう変わったのかが楽しみですね!
2005年モデルがこちらですね。
ではこれから新型YZF-R6(以下R6)の詳細情報を見ていきましょう(^^)
新型 YZF-R6の特徴
豪華装備
今回のフルモデルチェンジにより、トラクションコントロールシステムが採用されました。
このシステムの特徴は発進時などに後輪スピンの兆候を検知すると、点火、燃料噴射量、スロットバルブの制御が自動で行われ、なめらかな発進のサポートに役立つという画期的なものです。また、好みに応じて介入度を6段階から選択できるようです。
バイクも自動車同様にどんどん最新の技術が取り込まれていることにはビックリですね!
足回りはYZF-R1(以下R1)と同タイプのパーツを取り入れていることもわかりました。
現行のφ41㎜に替えてφ43㎜径の倒立フォークが採用され、このバイクのための専用セッティングが行われ、減衰力も適切に調整されています。
他にフロントブレーキにもR1からのパーツが採用されており、かなり豪華な造りとなっています。
ブルーのカウルにゴールドの差し色は相性抜群ですね!
アルミやマグネシウムを用いた軽量化
このバイクのもう1つの特徴は、先進技術を用いた軽量化にも成功していることです!
R1に続き、軽量化のためアルミ製の燃料タンク(17L)を採用しました。ニーポケット部をえぐり、ハイスピードの中ライダーの意思疎通をするポイントを動きに適した形状に設計されています。
スチール製比で現行のR6に比べて約1.2kg軽量です。
ニーポケット部が窪んでいる複雑な形状のアルミ製タンクの成形は、伸びが小さいというアルミの特性がハードルとなって困難とされてきましたが、熟練のスタッフによって強度と密封性・美しい外観を両立させました。
アルミは軽くてサビに強いですが、加工が難しいためタンクでの採用は難しい中、この複雑な形を溶接と整形で持ってこれる技術は本当にすごいですね!
ライダーの体重を支えるリアフレームにはなんとマグネシウム製の部品が使われているとのことです!
アルミよりも軽い金属で有名なのがマグネシウムですが、これはそのまま形成しても耐久性が足りなくて、とてもじゃないですがバイクのフレームには使うことができません。
しかし、マグネシウムに様々なものを混ぜてマグネシウム合金にすることで強度を増して更に軽量化も測れるんです!(おそらくパーツはマグネシウム合金か??)
マグネシウム合金に関しては大学の授業で習いました(^○^)
このマグネシウムを用いた製品を市販車のバイクに標準搭載するとはなかなかヤマハも思い切ったことをしました!
普通はレース用などで軽量化目的で大金をかけて搭載するんですがね・・・
しかもこのマグネシウム部品はエンジンカバー部分にも採用されているようです!
恐るべしヤマハの最新作ですね・・・(笑)
ちなみに動画も上がっていますので是非見ていただければと思います!
クオリティーも高くてめちゃくちゃかっこいいです(^^)
スペックと基本情報 そして気になる値段は?
全長×全幅×全高 |
2,040mm×695mm×1,150mm |
シート高 |
850mm |
軸間距離 |
1,375mm |
車両重量 |
190kg |
原動機種類 |
水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ |
気筒数配列 |
直列4気筒 |
総排気量 |
599cm³ |
内径×行程 |
67.0×42.5mm |
圧縮比 |
13.1:1 |
最高出力 |
NA |
最大トルク |
NA |
圧縮比 |
13.1:1 |
始動方式 |
セルフ式 |
燃料タンク容量 |
17L |
燃料供給 |
フューエルインジェクション |
タイヤサイズ(前/後) |
120/70ZR17/180/55ZR17 |
こんな豪華装備のYZF-R6ですが気になるアメリカでのお値段は
12199ドルですので日本円に換算すると127万円前後になると思われます!(1ドル104円で計算)
現行モデルと比べると10万円ほど値上がりしていますがこの豪華装備を見れば納得できますね!
皆さんはどうでしょうか??(^^)
日本での発売はまだ予定されていませんがアメリカでの発表とインプレの報告が楽しみですね!